ストリップ劇場に行ってみた

先日、渋谷道頓堀劇場というストリップ劇場に、浅葱アゲハさんという方の演目を観に行きました。数年前にサディスティックサーカスというアングラ系のイベントでステージを観たのですが、それが忘れられず、劇場に足を運んだということになります。

場所は渋谷の道玄坂を少し上がったところにあります。11時開場、1回目が12時開始とのことだったので、11時半頃劇場に到着しました。入り口で入場券を買います。一般の場合5000円のようですが、女性だと3000円になります。ポラ券11枚5000円とあったので、「写真を一緒に撮りたい(事前情報でそういうことが可能と聞いていた)場合はこれを購入するのでしょうか?」と尋ねると、「いや、現金で大丈夫ですよ。これはたくさん撮りたい人が買うんです、1枚得になるので」とのこと。

ロビーの入り口で女性スタッフの方に入場券を切ってもらいます。ロビーにはバーカウンターとソファ席があり、そこで飲食をしているお客さんが何人かいました。横にある階段を降りた先、重めの扉の先に会場がありました。ステージはランウェイ?みたいな歩く道があり、その先に回転しそうな円盤があり、その周りを囲うように座席がありました。10人くらいの列が3つくらいあったような気がします。その後ろで立って観ることもできるようでした。前の方、円盤の周囲には荷物が置いてあり座席がほとんど確保されていました。私は一番ドアに近いところの座席を取り、12時まで待機しました。

12時になるとアナウンスがあり、会場は暗転。新年の挨拶をする方がステージに現れます。その方が踊り子さんなのかどうかはわからなかったのですが、音楽に合わせて演舞をされます。そして再び暗転し、アナウンス。2人の名前が呼ばれ、「ダブル進行」という説明がされます。これは2人続けて演目を行うということのようです。

1人目の方のストリップを見て、なんとなく雰囲気を掴みます。最初はきらびやかな衣装で登場して演舞、衣装を変えていく中で徐々に露出は高くなり、最終的には半裸というか、乳房等があらわになります。全裸というわけではないですが、裸体が観客によく見えるようなポーズを回転する円盤の上でとってくれます。私は一番後ろの列でしたが、それでも相当近く感じて、つまり最前列のお客さんなんか、文字通り目の前で裸体があらわになっているわけです。あとこれは初心者の方へ、という張り紙に書いてあったのですが、音楽に合わせて手拍子をします。ポーズを決めた時などは拍手をします。これはわかる、「エロい」というより「尊い」です、拍手したくなります。

アゲハさんは6人中2人目だったので、その次に登場されました。もう、全てが美しかったです。顔立ちもお綺麗ですが、体の隅々までお綺麗で、肌が美しいのはもちろん、筋肉の付き方が本当に美しい。そして一挙手一投足が美しい。頭のてっぺんからつま先まで、きっとどの角度から見ても美しい。何より私がもう一度見たいと思った、フラフープ?やカーテン?(正式名称がわからない)を使った空中での演舞。くるくる回って、逆さになって、くるくる回る、それがもう、本当にすごいんです。そしてずっと綺麗なんです。あとすごいなと思ったのは、サポートする方等がいらっしゃらないので、衣装替えや小道具の設置回収、全てご自身で行っていたのです。本当に、全部この人が作り上げている演目なんだ、と思えました。最後、羽織物をして再度円盤上に登場し、様々なポーズを取っているところで、私はリアルの「投げ銭」を目にします。いや投げはしないんですけど、お客さんが立ち上がってステージに近づき、次々とお札をアゲハさんに渡していきます。それに一つ一つお礼をしながら対応するアゲハさん。

そしてステージからアゲハさんが去ると、会場は明るくなります。1人目の踊り子さんがステージ左側に登場し、列が形成されます。写真撮影かな?よくわからなかったので、一度ロビーに戻り女性スタッフの方に「アゲハさんと写真が撮りたいんですが」と確認すると、「アゲハさんがステージに出てきたら、並んで下さい、1枚500円で写真が撮れます」「でも会場はスマホ禁止ですよね?」「あ、劇場のカメラがあるのでそれを使って下さい」「お金はご本人に直接お渡しすればよいですか?」「はい」とのこと。

地下に戻ると、ステージ右側にアゲハさんがいらっしゃり、列が…なんかもう人混みなのかなんなのかよくわからないくらい並んでました。様子を見計らって無事列に参加。あ、ツーショもソロも撮りたいな…と思い後ろの方に「2枚って撮れるんでしょうか」と確認すると、OKとのこと。

順番が来てアゲハさんに対面します。はじめまして、と名乗ります。1000円札を渡して、ツーショットとソロショットをお願いします。置いてあった劇場のデジカメを後ろに並んでいた人にお願いして、ツーショット。それからポーズをとって頂き、私がシャッターを押してソロショット。「かわいい…」と声が出てしまいました。あ、ちなみにアゲハさんは可愛らしい衣装を着てらして、着衣の撮影だったのですが、踊り子さんによっては半裸?になったりするのかもしれません。そして「サインをお願いします」と伝えます。これは事前情報だったのですが、サインをお願いすると、その次の回の後の写真撮影時間にサインされた写真を頂けるとのことでした。次も見るつもりだったのでサインをお願いします。

一旦ロビーで外出券をもらい、昼食とスマホの充電のために近くのカフェに行きます。劇場は外出券があれば出入り可能です。つまり一度入場券を買えば、一日中演目が見放題みたいです。1回目は1人あたりの演目が20分程だったので、ということは全部で6人の2時間、で2回目の開始が14時半とある、つまり2回目のアゲハさんの演目開始は14時50分くらい?と思ってそれくらいに戻ると、まだ1回目の踊り子さんの撮影が行われていました。あ、まだ1回目終わってない、押してるのね、と思い一度ロビーに戻ります。

劇場の公式twitterに、「ステージ写真の販売あります」とツイートがありました。会場内でのカメラやスマートフォンの取り出しは禁止なので、演目中の写真撮影は劇場が行い、販売するのでしょう。またまたスタッフの方に尋ねると、見本が貼り出されていると案内されました。見ると壁に数十枚の写真が貼り出されています。私はアゲハさんの写真を2枚購入することにしました。紙に写真の番号を列挙し、スタッフの方に渡して、1枚500円の金額を払うことで、写真を受け取ることができます。

そんなこんなでアゲハさんの2回目の出番になったので(ロビーに会場の様子を映しているモニターがある)会場に戻ります。人も増えてきていたので今度は入り口近くで立ち見です。2回目も大変素晴らしかった、、、てか当たり前かもしれないけど1回目と2回目で演目が全然違う、もちろん衣装も違う、これは6回(だったはず)全部見たいぞ…と思いましたが、時間の都合で2回目の写真撮影で帰らなければなりません。

2回目は「トリプル進行」、つまり3人ずつの演目でした。3人目の方の演目中、一応スタッフの方に「1回目の時の写真はどう受け取るんですか」と確認すると、「2回目の撮影の際に名前を呼ばれると思うので、受け取って下さい」とのこと。しかし3人目の方の演目が終わり、お三方の撮影時間になって戻ると、既に長蛇の列に対応しているアゲハさんがステージにいました。もう呼ばれた後なのか?いやさっきと衣装違うしまた写真撮りたいし、並んで写真もお願いしよう、で今度はサイン無しにすればすぐロビーとかで受け取れるはず…と再度列に並ぶことにしました。並ばないと受け取れなかったのか、そもそも受け取りだけで並んでいいのかはちょっとよくわからなかったです。

2回目のご挨拶をし、ソロショットを撮ります。「サイン無しで」とお願いすると、番号付きの引換券がもらえました。それと1回目に撮った写真、あと新年の挨拶やスケジュール等が書かれたフリーペーパー。ロビーに戻って写真を見ると、裏にサインというかメッセージが書いてありました。これ演目の間に全員書いてるのか、、、尊い、、、

スタッフの方に「引換券があるんですが、これで2回目の写真がもらえるんでしょうか?」と確認すると、「そうです、アゲハさんは…あ、今印刷してますね、ちょっと待って下さい」とのこと。数分後、私の番号を覚えてくれていたスタッフの方が「アゲハさん○番ですよね、写真できました、こちらです」と写真を下さいました。ほんっとスタッフの方々めちゃくちゃ親切で助かりました、ありがとうございました。というか右往左往してるの私だけだったな、みんなプロなのか…

あとやっぱり圧倒的に男性客が多かったです。女性も私以外に2人ほど見かけましたが、あとは全部男性でした。でも皆さん、なんというか紳士オーラが漂ってたというか、上品というか…私が普段男性の多い環境にいるせいもあるかもしれませんが、特に女性が少ないことが気がかりになることはありませんでした。

雑多に書き連ねましたが、払った金額に対する満足感がやばかったです。すごくよかったし、たくさん感動できました。アゲハさんはじめ踊り子の皆様、また劇場のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。