アヒルと自転車サラリーマン
これから三ヶ月。何故か再び起こる自転車事案。
私「ファッ!?」
目の前に突然現れたのは自転車に乗ったサラリーマン。
私はクリープハイプを聞きながらおもちゃのアヒルさん(しかもそこそこデカい)を持ってぱふぱふしていた。
男「すみません」
私「はい…何か?」
アヒル「( ゚∋゚)」
男「あの…ナンパかもしれません(笑)」
アヒル「( ゚∋゚)!?」
私「酔ってるんですか?」
男「そうですね、半分くらい酔ってるかもしれません」
私「酔ってるのに自転車乗ったら危ないですよ」
アヒル「( ゚∋゚)イエスイエス」
男「そうですね…降ります」
アヒル「(´ ゚∋゚)」
私「(´ ゚∋゚)」
男「……あ……ごめんなさい、驚かせてしまって……僕はこのへんに住んでるサラリーマンなんですけどね」
アヒル「帰れますか?」
男「はは、そうですね、帰ります。本当に、驚かせてしまってすみません。」
そう言うと男は再び自転車に乗り、ペダルを漕ぎながらふらふらと走り出した。
男「おやすみなさーい!」
アヒル「はい、おやすみなさい。お気をつけて。」
男が見えなくなるまで見届けてから、私は再び歩きだした。
アヒル「( ゚∋゚)」